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児童ポルノ法違反を犯したワタナベマホトに罰金50万円が下る

児童ポルノ法違反を犯したワタナベマホトに罰金50万円が下る

未成年である女子高校生にわいせつな画像を送らせたとして、児童ポルノ禁止法違反の罪で逮捕、のちに釈放された元YouTuberのワタナベマホトに、罰金50万円略式命令が出されたことが判明しました。

今回ワタナベマホトに下された“略式命令”とはどのような手続なのかというと、罰金100万円以下の比較的軽い犯罪で、加害者本人が全面的に罪を認めている場合に、検察の判断と加害者本人の同意により略式起訴とし、正式な裁判手続を行わずに罰金刑を求める内容のものです。
つまり、検察による「略式起訴」に対する裁判所の判決のようなものが「略式命令」となります。

それではワタナベマホトが今回下された罰金50万円がどれほど重い処罰なのかというと、略式命令としては、比較的重めの処罰であると考えられます。

一部報道から推測する限り、今回のワタナベマホトが犯した罪は未成年である被害者自身を巧みに利用し、性的な画像を作成させた行為です。これは児童ポルノ禁止法7条4項の3年以下の懲役または300万円以下の罰金に該当すると考えられます。

今回重めの略式命令が下された背景には、犯行内容が悪質であり、今回のみならず同様の余罪の可能性があること、さらに一部報道によると過去に知人女性に対して傷害の前歴があることなど、決して軽微な処分にしてはならない事情が複数存在することが理由にあたるのかもしれません。

そして今回の罰金50万円の処分により、ワタナベマホトには前科がつきます。つまり、刑事処分としては、一応の決着がついたということになります。

しかしながら、被害者に対する民事責任の問題は、刑事処分とはまた別の話です。
示談が完了しているのかどうかの情報は報道では明らかになっていませんが、今回の略式命令が下されたことを鑑みるに、未だ被害者に対する弁償は終わっていない可能性があります。

今の時代、SNSでYouTuberやインフルエンサーと簡単かつ気軽に連絡を取ることが可能です。インターネットに没頭していると、現実と画面の向こう側の境目があいまいになって、虚構が現実のものだと勘違いが起きてしまいます。

自分が被害者にならないよう、そしてYoutuberやインフルエンサーたちを加害者にさせないよう、お互いに適度な距離を保つことが、これからの時代の人々に必要な素養なのではないでしょうか。