延期となった東京オリンピックが開催される影響で、今年の7月・8月の祝日が移動しているとご存知でしょうか?
カレンダーや手帳に印刷された祝日は本来の日付と違っています。会社が祝日休みの人やレジャーの計画を立てる人は気を付けましょう。
今年(2021年)の7月・8月の祝日は以下の通りです。
☆祝日
【7月】22日(海の日)、23日(スポーツの日)
【8月】8日(山の日)→日曜なので翌9日が振り替え休日
また、祝日の移動に伴って消滅した祝日もあります。
☆消滅した祝日
【7月】19日(海の日)
【8月】11日(山の日)
【10月】11日(スポーツの日)
連休が増えるのは嬉しいですが、印刷されたカレンダーや手帳とは異なる祝日になっているのは紛らわしいですね。
なぜ、カレンダーや手帳は祝日の位置が変更前のままなのでしょうか?実は、カレンダー等の印刷は「販売する前の年の春」には出来上がっているのです。つまり、今年2021年のカレンダーは2020年の春には既に出来上がっていたというわけですね。
膨大な量の流通が見込まれるカレンダー・手帳は、早い段階で生産しなければなりません。今回のような「コロナ禍でオリンピック延期」という未曽有のイレギュラーな事態には対応できないのは仕方がないでしょう。
それでも全国のカレンダー業者は、差し替えの販売や変更後のオーダーメイドカレンダーの受注など工夫を凝らしてくれるようです。どうしても紙で正確なカレンダーが必要な方は問い合わせてみるのもいいかもしれませんね。
逆に、単純に正しい祝日を知りたいならデジタルカレンダーの使用で十分です。Googleカレンダーなどは既に変更が反映され、正しい祝日が記載されたカレンダーに更新されています。
オリンピック開催の影響で祝日が移動した2021年。おかげで連休が増えましたが、ネットの反応はどのようなものなのでしょうか?
メディアやスケジュールアプリ系の公式アカウントは祝日移動の注意喚起をしてくれています。さすがですね。
「移動」ではなく「増やせ」という率直な意見も見られます。10月の祝日が消滅してしまった影響もあるようです。
最も多かったのはずばり「迷惑」であるというマイナスの反応。
急な変更な上、周知徹底もされていないので慌てて予定を変えた人もいるようです。
特にシフト制だったり、取引先との連携が必要だったりする会社に勤務していると日程のすり合わせが大変そうですね。
本来なら嬉しいはずの例外連休。しかしコロナ禍で外出もままならないことやアンチオリンピックの風潮がまん延している今の状況では、素直に喜べない人が多いようです。