人気VTuber鈴原るるさんが引退することを受けて、彼女の最後の配信で多くのファンが餞別のスパチャ(投げ銭)をし、鈴原るるに総額1000万円が集まりました。
鈴原るるさんは大手バーチャルライバーグループ「にじさんじ」に所属するバーチャルYouTuber。「女子大に通う大学2年生」というプロフィールで活動を続けていました。
鈴原さんは平凡な女子大生(という設定)でありながらも、長期のゲーム配信や歌唱動画などで才能を発揮。可愛い見た目からは想像もできないプロ精神に魅かれたファンも多かったようです。
特にゲーム配信ではポケットモンスターシリーズやピクミンシリーズなどの人気作から、『魔界村』『The White Door』などゲームファンに愛されるタイトルまで幅広く挑戦していました。
鈴原さんは配信内で引退の理由を「果たし状なるものをいただきまして、魔界警察にお頼みしまして、対処いたしましたということでありましたが…」と話しました。
鈴原さんなりに笑いに変えてはいますが、「魔界警察」=警察、「果たし状」=殺害予告等などの悪質なメッセージ、だと見られています。
かねてより鈴原さんは悪質なユーザーの迷惑行為に悩まされており、その対応に追われてVTuber活動が滞ることがしばしばありました。この件に関しては多くのファンのほか、同じVTuber仲間からも心配の声が上がっていたようです。
また、悪質なメッセージの他にも「直接的に色々」と話しており、ほかにも複数件のトラブルあったことを示唆しました。
鈴原さんはこの状況を受けて、その都度対応していたらVTuber活動が十分にできなくなると判断し、引退を決意したそうです。
引退理由が悪質なユーザーからの迷惑行為だと明かした鈴原さんのもとには、「そういう理由なら引き止められない」「むしろ今まで頑張ってきてすごい」という鈴原さんを想うファンのメッセージが続々寄せられました。
そして、新しい道を進みたいと語る鈴原さんに応援や感謝の気持ちを込めてスパチャ(投げ銭)が行われ、総額が1000万円に及んだようです。
しかし、スパチャで得た金額の30%がYouTubeのシステム利用料金として取られるという話もあり、さらに所属事務所「にじさんじ」の取り分を考えると、鈴原さん自身に入ってくる金額は半分以下になると見られています。