2021年6月28日、スマートフォンゲーム「WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス幻影戦争」を運営するスクウェア・エニックスとgumiに、景品表示法に関する措置命令をおこなったことが分かりました。
ゲーム業界ではかなり大手なイメージであるだけに、この報道に驚いた方も多いのではないでしょうか。
今回は措置に至った経緯や、景品表示法、私たちが気をつけるべき点について説明していきます。
「景品表示法」と聞いても実際にはどういった内容なのかピンとこない方も多いかと思います。
消費者庁の公式ホームページには、以下のように概要がかかれてあります。
“景品表示法は、正式には、不当景品類及び不当表示防止法(昭和37年法律第134号)といいます。
消費者なら、誰もがより良い商品やサービスを求めます。ところが、実際より良く見せかける表示が行われたり、過大な景品付き販売が行われると、それらにつられて消費者が実際には質の良くない商品やサービスを買ってしまい不利益を被るおそれがあります。
景品表示法は、商品やサービスの品質、内容、価格等を偽って表示を行うことを厳しく規制するとともに、過大な景品類の提供を防ぐために景品類の最高額を制限することなどにより、消費者のみなさんがより良い商品やサービスを自主的かつ合理的に選べる環境を守ります。”
引用元(https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/)
私たち消費者を守るための決まりごとだということが分かります。
ここで示されている「商品」とはゲームのガチャのみではなく、食べ物や家電製品も対象です。
例えば牛肉のブランドを偽ることや、予備校の合格実績を適正な方法で比較していないにも関わらず実績ナンバー1などと謳うことも景品表示法にあたります。
身近なところにも多く存在しているのですね。
今回はゲーム内のガチャの表記方法に優良誤認があったとして措置命令を受けたようです。
抽選方法が消費者に対して開示されている方法と異なることが原因でした。
ゲーム内に情報が開示されていたとのことで、その数値や割合を見て購入した方もいるではないでしょうか。
もしこのような状況に自分が陥ってしまった場合は、可能な範囲で証拠をとっておきましょう。
そして消費者センターに相談することが重要です。
今回のように措置命令が出る場合や、それに伴って返金なども受けることが出来る場合もありますので、意識を持つことが重要です。
また、購入する前にも表記されている内容が本当かどうか確かめることも出来ればより被害を防げるでしょう。
消費者庁の公式ホームページにはたくさんの情報が掲載されています。
不安に思うことがあればサイトを参考にしたり、相談窓口に頼ったりしましょう。
日々の生活でも常に心がけておくことが大事です。
あなたが遊んでいるゲームは本当に大丈夫ですか?