茨城県医師会からの要請を受け、開催中止が決定した野外ロックフェスティバル「ROCK IN JAPAN FESTIVAL(通称”ロッキン”)」。
開催中止にあたり、出演予定だったアーティストからコメントが続出している。
「ROCK IN JAPAN」最終日、大トリでのパフォーマンスを予定していたサカナクション。
ボーカリスト兼ギタリストの山口一郎さんは「残念です。でも前を向いて進むしかない」と自身のTwitterでコメント。
「コロナ禍の音楽的事象」として、開催中止要請をした茨城県医師会と「ROCK IN JAPAN」総合プロデューサーである渋谷陽一さんとの対談を望んでいる。
「ROCK IN JAPAN」4日目の大トリを予定していたRADWIMPSの野田洋次郎さんは、画像形式で長文をTwitterに投稿。
「“自粛に疲れた若者たち”がどこか悪者になっている空気を最近感じます」とした上で「極めて個人的な想いとしては『ふざけんな』という気持ちです」と私見を述べた。
King Gnu(キングヌー)の井口理さんは、「今この国にあるのは曖昧なルールと同調圧力」とTwitterで意見を述べ、「みんなで幸せになる方法はないのかな」とコメントを締めくくっている。
King Gnuはフェス初日の大トリを務める予定だった。
最終日の出演を予定していた歌手のLiSAさんは、自身のTwitterで「みんなと楽しめる場所と環境をたくさん準備を進めてくださったJAPANの皆様に、たくさんたくさん感謝です」とフェス運営に対して感謝の意を表明。
また「ROCK IN JAPAN」のステージでファンと会うことを約束した。
出演予定が発表されていなかったONE OK ROCKのTakaさんも「ROCK IN JAPAN」開催中止を受けてインスタグラムのストーリーでコメントを発表。
「しょうがないとか残念とかで許してくれる日本の音楽好きもミュージシャンも本当に優しい。ただな。もうそろそろみんな怒るよ」と苦言を呈している。
「ROCK IN JAPAN」開催中止に対するアーティストの投稿を受けて、ファンからも落胆や共感、応援のコメントが集まっている。
「私は運営の皆さんやアーティストの為に何ができるかな、悔しい悲しい気持ちをそっちに向けて行こうと思う」
「払い戻さなくっても良いので寄付したいです」
「コロナ前提で全てが動いていてこっちだってコロナ前提の準備をしている。もう私たちの楽しみを殺さないで欲しい」
「成人式も危うく就職も危うい。救いの音楽がなくなったら私は何を糧に生きていけばいい?」
アーティストもファンもやりきれない思いを抱えることとなった、今回の「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」の開催中止。
安心してフェスが開催できる日が戻ってくることを願いたい。