競泳日本代表の池江璃花子(21=ルネサンス)が、29日の混合400メートルメドレーリレー予選に出場。白血病から復帰して挑む2度目の五輪で、日本の決勝進出へ向けて奮闘しましたが、進出はなりませんでした。
東京五輪第7日 競泳混合400メートルメドレーリレー予選が行われました。
予選2組の第2コースで登場した日本は、ライバルの第4コース・中国、第5コース・豪州などと競り合いますが、3分44秒15でこの組6位。全体では9位に終わり、決勝進出はなりませんでした。決勝進出ラインからは0秒21差という僅差でした。
レース直後に池江は「すごい前半は気持ちよく速く泳ぐことができて、隣に追いつけたかなと思ったが、やっぱり後半ばててしまった。でも、最後の食らいつきができたのはよかった。(五輪では新種目になり)2017、18年とミックスは何回か経験したが、フルメンバーで出たり、あとはみんなの調子だったり、それをひっくるめたら世界的には良い位置に行くと思うので、今後はリレーでメダルを獲ることも視野に入れながら、さらに強化をして。またリレーの楽しさも感じながら頑張っていきたいです」と話しました。
日本は第1泳者の背泳ぎは小西杏奈(ガスワン)、続く平泳ぎは佐藤翔馬(東京SC)、バタフライは200メートル自由形でメダル獲得を期待されるも予選敗退に終わった松元克央(セントラルスポーツ)が務め、池江がアンカーを務めました。
新種目として採用された混合メドレーリレーは男女2人ずつ泳ぎ、男女をどの種目に起用するかは戦略次第。男女のタイム差を考慮し、前半2種目を男子、後半女子の布陣が有効とされますが、各国の得意、不得意種目により編成は変わってきます。日本は五輪開幕後の各選手の調子を見極めた上で、出場選手を選択したようです。
女子400メートルリレーが終わった後は「この舞台で、このメンバーで戦えて、楽しかったと言えば、楽しかったですし。ただ、悔しい気持ちも、ものすごく強いので。まだレースも残ってますし、それに向けて気持ちを切り替えて頑張りたいと思います」と前を見据えていました。今後は、30日の女子400メートルメドレーリレー予選に出場する見込みです。