「レ・メルヴェイユーズラデュレ」販売終了、2022年6月までに順次閉店

アルビオンは、スイス・ラデュレ社とライセンス契約を結ぶコスメブランド「レ・メルヴェイユーズラデュレ(LES　MERVEULLEUSES LADUREE)」を2021年12月末で終了します。百貨店や化粧品専門店や公式ECサイトは、販売猶予期間である2022年6月末までに順次閉店するそうです。

バラの花びらを模したチークなどで注目を集めてきました

「レ・メルヴェイユーズラデュレ」は、1862年に創業したパリの老舗パティスリーである「ラデュレ」から誕生したブランド。アルビオンはラデュレ社とコスメの製造・販売のライセンス契約を結び、2012年１月から展開しました。初めてのスキンケアは「トリートメントオイル」からスタートし、香り、テクスチャー、美容成分全てにわたり“ラデュレ”らしい世界観を演出し、話題になりました。

また、バラの花びらを模したチークなどは根強い人気があり多くの女性を魅了したほか、観光客からも支持を得ていました。

ここ数年は業績が振るわず、直近の2021年3月気の売上高は前期比44.6％減

現在、百貨店9店舗と専門店39店舗、直営店１店舗、ECで展開するが順次クローズするそうです。

同社は「アルビオン(ALBION)」や「イグニス(IGNIS)」などのほか、海外ブランドとして「レ・メルヴェイユーズラデュレ」や「アナ スイ コスメティックス(ANNA SUI COSMTICS)」など保有しています。14年には「ソニア リキエル ボーテ(SONIA RYKIEL BEAUTE)」の販売を終了しています。今後、海外ブランドは「アナスイ」「ポール＆ジョーボーテ(PAUL＆JOR BEAUTE)」のみとなるが、海外市場への進出やｅコマースを強化し、攻撃を仕掛けてく計画です。

国内は長引くマスク生活で、口紅やチークなどマスクの下に隠れる部分に使用する商品の不調が深刻だといいます。

外出自粛やテレワークの新党の余波は化粧品業界にも広がっているようです。