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実業家のROLAND「教養は色気」。インタビューにて語る

ローランド

「世の中には二種類の男がいる。俺か俺以外か。」発する言葉のすべてが「名言」となる“現代ホスト界の帝王”、いまは現役ホストを引退し、実業家として幅広く活動しているROLAND(29)。

NHK総合の教養番組『ヘイ!モンジュ!~迷えるわたしに教養を~』(27日 後10:00~10:45)に出演し、収録後のROLANDを直撃取材した。

※本稿はオリコンニュースによる寄稿を一部編集・抜粋しています。

NHK番組への出演「うれしかった」

番組は、怪しい住職(秋山竜次)と、謎の仏像モンジュさま(声:SHELLY)が鎮座する山深くの寺を舞台に、モンジュさまがモヤモヤした悩みをスカッと晴らすような“教養”を授けてくれるというもの。2回目の放送となる今回は、山之内すず、ROLAND、マヂカルラブリーが、「うわさ話との付き合い方」「マスク生活を前向きに捉える方法」など、身近な困りごとに役立つ教養を学ぶ。

いまやどこへいっても「名言」を期待されるようになったROLANDだが、この番組の収録では「椅子って偉大」という「名言」を放ち、秋山住職をはじめ共演者たちが激しく共感する一幕もあった。

――収録では「椅子って偉大」という「名言」が飛び出しましたね。

【ROLAND】かねてからあぐらをかくのが苦手だったのですが、今回の収録は台本もなく、ぶっつけ本番。スタジオに入ってセットを見て、「あぐらか…、やばいな」と思いましたね(笑)。でも秋山住職が明るく、リードしてくださったのでさすがだな、と思いました。

――NHKの教養番組に出演された感想は?

【ROLAND】実はEテレの方でも『よみ旅!』というレギュラー番組を1年前からやらせていただいているのですが、NHKの教養番組に出るときは、いままで対極にあるような業界で働いていた人間として、見られ方が変わってきたのかな、といううれしさはあります。教養、知識というのは色気に通じるものだと感じているので、とても興味深い番組でした

――教養、知識は色気、ですか?

【ROLAND】20歳前後の頃は、ファッションであったり、体つきが良かったり、見た目から色気を感じるものだという捉え方をしていたのですが、年を重ねるにつれて、知性があることからくる余裕を感じさせる人にこそ色気があるな、と思うようになりました。自分もそういう知的な色気を出せる男でありたいと強く思っているので、今回の番組はとても勉強になりました

――色気って大事ですか?

【ROLAND】色気とセクシーさはイコールでは結べない、僕が言っている色気は人をひきつける魅力ですね。この人とデートしたらどんな感じになるんだろう?と興味をそそられる、きっと楽しいだろうなと想像が膨らむ、そういう人って色気がある人だと思うんですね。

純度の高い自分を自然と出せるように

――18歳でホストを始め、22歳のとき史上最高額でほかの店に移籍したことで話題になるなどホスト界では10年前から超有名な方だったわけですが、私は2018年にテレビ朝日で放送していた『ソノサキ~知りたい見たいを大追跡!』という番組でROLANDさんのことを知りました。メディアでの露出が増えて何か変わったことはあるのでしょうか?

【ROLAND】より多くの人に自分のことを知っていただけるようになったな、というのは実感しています。テレビ番組の密着カメラの前ではやはり作り込んでいたところがあって、カメラの向こうにいる視聴者の方に何を言ったら喜ぶのか、というのがプライオリティとしては最も重要だったのですが、昨年2月にYou Tubeで公式チャンネル「THE ROLAND SHOW」をはじめてからは、ありのままの姿を切り取られることを良しとする、純度の高い自分を自然と出せるようになってきたと思います。それに付随して、自分の本当のパーソナリティをいろんな人が知ってくれるようになったな、とは思います。テレビがきっかけでも、YouTubeを見てでも、ただ純粋に自分のことを知ってもらえるというのはうれしいことですね。

――自身の経営するホストクラブを休業してから、脱毛サロン、美容院、アパレル事業、潰れかけのイタリアンの再建に乗り出すなど、話題に事欠かないROLANDさんですが、コロナ禍で1年半は激動だったのでは?

【ROLAND】稼働的な部分でいったら以前より忙しくなりましたし、「激動」という言葉が当てはまるかもしれないのですが、学生時代は学生時代なりに必死でやっていましたし、自分としてはこれまでの人生に浮き沈みというのはなく、常に高いレベルで安定していると思っています。「ここ一、二年で有名になりましたよね」とよく言われますけど、そういう実感もあまりなくて。「テレビに出てすごいですね」という声をいただくこともあるんですが、それだけのことをしていれば当然のことなんじゃないかとも思う。自分が掲げる目標は普通の人よりも大きいという自負はあります。人よりも3倍、4倍、5倍と大きな目標を掲げていたら、5倍以上のスピード感で生きていかないと。「激動」と言われるくらいが妥当。なので、忙しいな、つらいな、めっちゃ頑張っているな自分…と思うことはないですね。これくらい当然、くらいの認識で日々過ごしています。

――直近のところでの目標を教えてください。

【ROLAND】靴ひもを結ぶのが苦手なのでうまく結べるようになりたい、直近の目標です。

――あぐらの前に靴ひもなんですね。ありがとうございました。