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脳内科医が断言「左利きと右利きの感性」決定的な差

脳内科医が断言「左利きと右利きの感性」決定的な差

10人に1人といわれる左利き。「頭がよさそう」「器用」「絵が上手」……。左利きには、なぜか様々なイメージがつきまといます。なぜそう言われるのか、実際はどうなのか、これまで明確な答えはありませんでした。

『1万人の脳を見た名医が教える すごい左利き』(ダイヤモンド社刊)では、数多くの脳を診断した世界で最初の脳内科医で、自身も左利きの加藤俊徳氏が、脳科学の視点からその才能のすべてを解き明かします。左利きにとっては、これまで知らなかった自分を知る1冊に、右利きにとっては身近な左利きのトリセツに。本記事では本書より一部を特別に公開します。

脳の使い方に大きな違いがある!?

左利きはそもそも、9割の右利きとは脳のネットワークの構造が異なります。そこから、大多数とは異なる個性が備わっていると言えます。(関連記事:最新脳科学でついに決着!「左利きは天才」なのか?)  

そして、右利きとは異なる回路で常に脳を使っていますから、本人にとっては普通でも、周りから見ると独創的にならざるを得ないのです。  

最も大きな脳の使い方の違いは、右利きは主に言葉で情報をインプットするのに比べ、左利きは「目でとらえた情報をイメージで記憶する」傾向が高いことでしょう。  

言語を扱う左脳は、情報を一つ一つ、ゆっくりと理論的にとらえていきます。一方で右脳は、カメラがシャッターをきるように、全体を瞬間的にイメージで保存します。  

パソコンやスマホでテキスト情報を保存しても、使用する容量はほんのわずかです。それに比べて、画像や動画などは比べものにならないほどデータサイズが大きいでしょう。脳のデータも同じように、イメージで保存してあるとデータの容量が圧倒的に大きいのです。  

情報量が多ければ多いほど、そこから取り出せるものが増え、さらに多様なカタチで発展させやすいと言えます。だから、左利きの脳は選択肢が多く、既成の枠におさまらない発想ができます。  

また、左利きは画像として浮かんだデータを掛け合わせて、さらに新しい情景をイメージすることにも長けています。時間的にも場所的にも、まったく関連していない画像を並べて新たな発想を生み出すことができます。  

これは1章の「直感」にも通じるのですが、私はふと浮かんだ画像の組み合わせから得られる印象に従って行動し、窮地を免れることがよくあります。

たとえば、何気なく振り向いた場所に持っていくべき書類があったり、なんとなく気になる人が浮かんでメールをしたら、相手が約束を忘れていたりすることなどが何度もあるのです。  

また、左利きが、イメージ記憶を存分に活用するためには、情報を左脳に移して言語化する意識を持つことです。そうすることで、莫大なデータを有効に利用して、独創性に磨きをかけることができます。  

(本原稿は『1万人の脳を見た名医が教える すごい左利き』から抜粋、編集したものです。本書では、脳科学的にみた左利きのすごい才能を多数ご紹介しています) 

[著者]加藤俊徳(かとう・としのり) 左利きの脳内科医、医学博士。加藤プラチナクリニック院長。株式会社脳の学校代表。昭和大学客員教授。発達脳科学・MRI脳画像診断の専門家。脳番地トレーニングの提唱者。 14歳のときに「脳を鍛える方法」を求めて医学部への進学を決意。1991年、現在、世界700ヵ所以上の施設で使われる脳活動計測fNIRS(エフニルス)法を発見。1995年から2001年まで米ミネソタ大学放射線科でアルツハイマー病やMRI脳画像の研究に従事。ADHD(注意欠陥多動性障害)、コミュニケーション障害など発達障害と関係する「海馬回旋遅滞症」を発見。帰国後は、独自開発した加藤式MRI脳画像診断法を用いて、子どもから超高齢者まで1万人以上を診断、治療を行う。「脳番地」「脳習慣」「脳貯金」など多数の造語を生み出す。InterFM 897「脳活性ラジオ Dr.加藤 脳の学校」のパーソナリティーを務め、著書には、『脳の強化書』(あさ出版)、『部屋も頭もスッキリする!片づけ脳』(自由国民社)、『脳とココロのしくみ入門』(朝日新聞出版)、『ADHDコンプレックスのための“脳番地トレーニング”』(大和出版)、『大人の発達障害』(白秋社)など多数。 

・加藤プラチナクリニック公式サイト https://www.nobanchi.com/

・脳の学校公式サイト https://www.nonogakko.com