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正社員の平均副業月収は「約17万円」、東海が最も高く約23万円

正社員の平均副業月収は「約17万円」、東海が最も高く約23万円

パーソルキャリアが運営する転職サービス「doda(デューダ)」は2021年10月15日、「最新の副業実態調査(地域別)」の結果を発表しました。副業をしている人が最も多かったのは「北信越」です。全体の月平均副業収入は「約17万円」で、地域別に見ると、月平均の副業収入が最も高かったのは「東海」で約23万円。次いで「北海道」が約21万円、「関東」が約20万円という結果になりました。

働き方が変化したことで、副業や兼業をする人が増えた

同調査の対象者は、22~59歳の正社員男女で、1万5000件の有効回答を得ました。まず、現在勤めている会社で副業が認められているかを尋ねたところ、「認められている」と回答したのは全体の23.3%でした。一方、「禁止されている」は52.6%となり、半数以上は副業が禁止されていることが分かりました。  

これを地域別に見ると、副業が「認められている」が最も多かった地域は「関東」(26.6%)で、次いで「九州、沖縄」(24.7%)、「関西」(22.9%)となっています。「禁止されている」が最も多かったのは「北海道」(56.5%)でした。  

続いて、今、副業をしているかを尋ねたところ、「している」が8.0%、「していない」が74.2%、「検討中」が17.8%でした。  

「(副業を)している」と回答した人が最も多かった地域は「北信越」(9.7%)。次いで「関西」と「中国、四国」(同率8.6%)、「関東」(8.4%)となっています。  

副業をしている人が最も多かった「北信越」の副業内容を具体的に見てみると、「サービス業(接客、販売)」の割合が1番高いという結果に。

次に「副業の月収」を尋ねたところ、全体の月平均副業収入は「約17万円」で、月に平均10万円以上稼ぐ人の割合は34.4%でした。地域別に見ると、月平均の副業収入が最も高かったのは「東海」で約23万円となっています。次いで「北海道」が約21万円、「関東」が約20万円となっています。  

「東海」「北海道」「関東」の月平均の副業収入が、他の地域よりも高い要因の1つとして、24時間取引でき、比較的大きなお金が動きやすい「株/FX」の副業をしている人が多いことが考えられます。「株/FX」をしている人の割合を見ると、1位「東海」(25.9%)、2位が「北海道」(25.6%)となっており、副業月収の1位、2位と一致していることから、「株/FX」をしている人が多い地域は副業月収も高い傾向にあると言えそうです。  

「副業をやってよかった点」で最も多かったのは、「収入増」(77.5%)でした。「収入増」と回答した人が最も多かった地域は「東海」で、89.0%と平均をはるかに上回っています。  

名古屋国税局の発表によると、愛知、岐阜、三重、静岡の東海4県では2020年の雑所得が前年比で16.2%増加している様子。愛知をはじめ、東海には製造業が多いです。製造業は新型コロナウイルス感染症の拡大によって、一時休業や残業時間が減少している業態の1つであり、働き方が変化したことで、副業や兼業をする人が増えたと考えられます。  

「副業をやっていて悪かった点」で最も多かったのは「プライベートの時間がなくなる」(41.7%)でした。次いで「心身の疲労が大きい」(36.1%)。地域別で見ても、「プライベートの時間がなくなる」と「心身の疲労が大きい」が多い傾向にありました。