東京オリンピック男子サッカー競技一次ラウンド・グループA第2節が25日に行われ、U-24日本代表とU-24メキシコ代表が対戦。2-1で勝利し決勝トーナメント進出に王手をかけました。
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※Getty Images(SOCCER KING)より
日本は6分に幸先よく先制します。酒井宏樹が右サイド前方のスペースにスルーパスを通すと、反応した堂安律はマイナス方向にグラウンダーで折り返します。最後は飛び込んだ久保建英が左足で合わせて押し込みました。久保はオリンピックで2試合連続得点を挙げた史上3人目の日本代表選手となり、5分55秒での得点は日本代表の五輪史上最速ゴールとなりました。
すると11分、相馬勇紀がペナルティエリア内で倒され、主審のオンフィールドレビューによって日本がPKを獲得。キッカーを担当した堂安律は真ん中に突き刺し、日本が早々にリードを広げます。
日本は集中した守りでメキシコの反撃を封じ、2-0のリードで折り返しました。
後半に入って耐える時間が続く日本は、63分に連係ミスから危ない場面を迎えます。相手のロングボールを中山雄太が弾き返すと、相手に当たってゴール前にこぼれました。このボールの処理を板倉滉が躊躇していると、後ろから相手に奪われかけたが、オフサイドの判定で難を逃れるのでした。
メキシコは68分、ペナルティエリアの手前で堂安を倒したホハン・バスケスが一発レッドカードで退場。日本は数的有利で残り時間を戦うことになりました。
86分に日本は1点を返されてしいます。メキシコは右サイドの深い位置でフリーキックを獲得すると、キッカーのロベルト・アルバルドは左足でゴールに向かうボールを供給。そのまま中央を通過したボールに谷は反応しきれず、ボールはゴール左下に吸い込まれました。
1点を追うメキシコは猛攻を仕掛けてきます。後半アディショナルタイム3分にはフリーキックからチャンスを迎えますが、ヘディングシュートは谷の好セーブに阻まれました。
日本は逃げ切りに成功して2-1で勝利。2連勝で決勝トーナメント進出に王手をかけました。次節は28日に行われ、日本はフランスと、メキシコは南アフリカと対戦する予定です。