※本稿はスポニチアネックスの寄稿を一部編集・抜粋しています。
「2ちゃんねる」創設者の西村博之(通称:ひろゆき)氏(44)は19日、自身のツイッターを更新。
この日リモート出演したTBS「サンデージャポン」(日曜前9・54)での「45歳定年制」への発言について、改めて説明した。
サントリーホールディングスの新浪剛史社長が、今月9日に行われた経済同友会のセミナーで提案し、波紋を広げいている「45歳定年制」。
ひろゆき氏は番組で「45歳定年制に反対している人って、無能だけど会社にしがみつきたい人だと思う」と“反対派”をバッサリ切る。
続けて「社会保障を用意したうえで、辞めても暮らしていけるよと、無能な人を切れるようにした方が企業ももっと有能な人を雇えるじゃないですか。社会保障とセットでやるのはありなんじゃないかな」とコメントしていた。
放送後、ツイッターのフォロワーから「45歳定年に反対する人は会社にしがみつく無能者、という言葉はインパクトがありました」と感想が寄せられると、ひろゆき氏は「生活の為に会社にしがみ付けるのは大企業の正社員だけです。非正規雇用はサクッと切られますし、中小企業は辞めさせられます。民間企業に生活を支える義務を負わせるのが間違いで、政府が社会保障でやるべき事です。仕事が向いてないならベーシックインカムで暮らす社会でいいかと」と番組での発言を補足説明を行った。
これに対して別のフォロワーから、「ベーシックインカムではなく生活保護で良くないですか?」と質問が届くと、「生活保護はお金を稼ぐと、特権が失われるので、働かない方が得をする制度です。ベーシックインカムにして、働かなくても食えるけど、働くともっと良い生活が出来る仕組みにした方がいいと思います」と持論を述べた。
大企業も人事制度などが変わりつつあるので、単にしがみつくだけというのは難しくもなりつつある。ただ、大企業で働いているというのは(学歴など)努力や運も合わさって今があると思いますので、それなりの安定性を求めて大企業に所属し続けるというのは人生の選択枝としてはアリ。かっこ悪いことではない。転職したり起業したりすることだけがかっこいいわけではない。
YKKとかは、逆に定年を無くした。高齢化社会で年金も見込めなくなる中、元気ならば生涯現役で働いていける社会作りを目指してる。ベーシックインカム等、個人に補償つけるのもいいけど、生涯現役を目指す企業に支援をつけるのがより良いと思う。高齢化で労働人口が減れば、国力も低下する。
45年定年制についての動向に注目したい。