衣替えもコツを知っておけば、衣類を良い状態で長く着ることができますし、衣替えの手間も減らすことができるようになります。
9月の後半から「衣替えをいつしたらいいのか」迷っている人もいるのではないでしょうか。ライオン株式会社と株式会社ウェザーニュースの共同調査により、最低気温が「20度」を切ると約5割、「18度」で約6割の人が半袖から長袖に移行することがわかったそうです。
天気予報によると、全国的に今週末から来週にかけて気温もグッと下がり、最低気温が18度を切る地域が多いようですので、そろそろ本格的に衣替えをやってもよさそうです。
今回はほんの少し工夫するだけで簡単、衣替えのコツをご紹介します。
羽織ものなど「1回しか着ていないから」と洗濯をしていないまま衣替えをしてしまうと、来シーズンにはシミができてしまっている可能性があります。夏はとくに汗や皮脂が衣類につきやすいので、必ず全てのものを洗濯後に衣替えしましょう。
忘れがちですが、帽子やサンダルなども皮脂や汗がついています。キャップであれば最近は洗濯機で洗うことができるグッズも売っているので、手間をかけずに洗うことができます。
白いものは特にシミとなりやすいので、酸素系漂白剤を使ってしっかりと汚れを落とすとよいでしょう。
クリーニングから返ってきた衣類はビニールのカバーを外しましょう。クリーニングが終わった衣類も完全に乾燥していないこともあり、ビニールは通気性が悪いのでカビの原因にもなりかねません。不織布でできているカバーであれば通気性が良いので、そのまま利用しても問題ありません。
雨の日は湿度が高くなります。湿度が高い室内で衣類をケースなどに入れると、必然的に衣類も湿気を含んだ状態となってしまいます。
スケジュールが可能であれば、晴れの日を選んで衣替えをしましょう。
衣替えは不要となった衣類を手放すタイミングでもあります。明らかに今後着ることはないと思う洋服は、フリーマーケットで売ったり、資源回収に出すなどして手放しましょう。
「今年は着なかったけど、また着たくなるかもしれない」と思うものは、「今年着なかった服」として、衣替えのタイミングで区別しておきます。
衣装ケースに入れる場合は、着た服と着なかった服の間にダンボールなどで仕切りを入れ、着なかった服を奥に入れます。
来年も着なかった服のエリアに入りっぱなしだったら、手放すようにしましょう。
来年以降の衣替えをラクにするために、収納は中が分かるものを利用することをおすすめします。
前面が開くタイプの収納ケースを使うと、保管場所に余裕があれば、衣替えをしないでも済む収納にすることが可能です。
衣類ケースで場所を取りたくない場合は、袋タイプのものも便利です。使わないときは畳んでおくことができます。
奥行きがあるタイプの衣装ケースを利用する場合は、前面に何が入っているのか分かるようにしておくと便利です。スマホで写真を撮って写真を貼ったり、シールプリントにして貼っておくのもおすすめです。
今後の衣替えでは是非お試しください。
※矢野きくの(家事アドバイザー/節約アドバイザー/食育指導士)